ARの質もピンからキリまで。
数あるAR開発会社の中から、ARの開発を依頼する会社を選ぶ際、ARの見栄えの良さなどから選んでしまう傾向があります。
しかし、ARの品質の決め手となるのはCGのクオリティーや動画などのコンテンツのクオリティーではありません。
一番重要なのは、画像認識エンジンのスピードと認識率、そしてコンテンツ再生面の安定性と追従性のバランスです。
ARという業界は、まだまだ黎明期ですので品質は玉石混合というのが実情です。
なかにはARと呼ぶには”?”が付くようなものまであります。
ARを広告やPRに使用する際は価格面だけでなく、デモなどをしっかり確認し、ユーザーがストレスなく楽しめる品質であるかどうかを基準にすることをお勧めいたします。
ARの質が低くユーザーがストレスを抱くようなことがあれば、それがそのまま商品のイメージに影響いたします。
ARを導入すること自体が目的ではないはずです。
『なんじゃこりゃ?』と思われるのか、『スゴい!!』と思われるのか。
導入したARの品質で商品のイメージを損なうことがないように、しっかり見極めて選ぶことが大切です。
ハレーション対応トラッキング
ARはマーカーとなる画像の特徴を認識してコンテンツを表示するプログラムを起動します。
そのため、マーカーとなる画像に当たる光の加減や、光沢のある素材に印刷された画像の反射などの影響で認識できない場合があるという弱点があります。
弊社の取り扱うハレーション対応ARエンジンは、シール素材や透明なプラスティックのカバー越しに画像を認識することができる特殊なプログラムを入れております。
従来の画像認識の弱点を克服するこの技術が、さらに幅広い用途でのAR活用を実現いたします。
物体認識
弊社のARは、複雑な立体物を認識する物体認識ARにも対応しております。
マーカーといえば2次元の画像、という概念を超えてARを導入していただけます。
オブジェや建造物などをマーカーにできるので、販促用途にとどまらず、アートやイベント企画などに更なる可能性が生まれます。
空間認識AR
空間を認識してコンテンツを表示するARといっても、端末のジャイロセンサーを使って任意の方位にCGなどを表示させるARとは全く異なります。
室内空間の起点を認識し、任意の座標にコンテンツを表示します。
例えば何もないオフィステナントに事務机などのレイアウトをシュミレーションするなど、ARの新しい活用法として注目されています。
GPS連動型AR
セカイカメラに代表されるようなGPSを利用したARに対応可能です。
加速度センサー、ジャイロを駆使し任意の座標にコンテンツを表示します。(現在のGPS衛星の精度上10mほどの誤差が生じる場合があります。)
カメラでのぞいた世界に、店舗や観光地の情報をタグで表示し、その方向と距離を表示します。
更にMAPアプリと連動し現在地から目的地までのナビゲーションも可能です。
観光ガイドアプリの新しい形としてニーズが高まっています。
AR担当:岸本